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軌道要素 (Orbital elements)†
- 天体の軌道や運動を表すパラメータ。
- 6つの軌道要素と天体の位置・速度は等価であり、相互に変換できます。
- 天体が2つしかなければ軌道要素は一定の値になりますが、実際には多数の天体から影響を受け、常に変動します。
- 瞬時の位置と速度から求めた軌道要素を接触軌道要素(Osculating elements)、短周期の変動成分を取り除いた軌道要素を平均軌道要素(Mean elements)といいます。
- a:軌道長半径 (semi-major axis)
- e:離心率 (eccentricity)
- Ω:昇交点経度 (昇交点黄経、昇交点赤経, longitude of ascending node)
- i:軌道傾斜角 (inclination)
- ω:近点引数 (近日点引数、近地点引数, argument of pericenter)
- 近点は中心天体が太陽の場合は近日点、地球の場合は近地点などのように呼ばれます。
- 軌道傾斜角が小さいケースでは、ϖ:近点黄経 (近日点黄経、近地点黄経)=ω+Ωが用いられることもあります。
- t0:近点通過時刻またはM:平均近点角 (mean anomaly)
- 離心率が小さいケースでは、λ:平均黄経=M+ω+Ωが用いられることもあります。
関連ページ†
Last-modified: 2020-05-27 (水) 16:14:57