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万有引力の法則†
- 万有引力の法則とは、アイザック・ニュートン (1643-1727、イギリス) の発見した、すべてのものが互いに引き合う力「引力」を持っているという法則です。
- 力の大きさは質量に比例し、距離の2乗に反比例します。すなわち、質量Mの物体と質量mの物体が距離rだけ離れているとき、2つの物体の間に働く力の大きさFは、F=GMm/r2となります。
- ここで、Gは万有引力定数と呼ばれ、IAU2009天文定数系ではG=6.67428×10-11 m3kg-1s-2という値を採用しています。
- この法則を惑星の運動にあてはめると、ケプラーの法則が導かれます。
万有引力定数 G (Constant of gravitation)†
- 万有引力定数の測定は極めて困難で、今なお十分に定まったとはいえません。
- CODATAが4年おきに発表する基礎物理定数推奨値でも、下表のように大きく変動しています。
- IAU2009天文定数系の値は2006年の推奨値ですが、その後の増減を経て2018年にはまた近い値に戻りました・・・。
CODATA | 値[×10-11 m3kg-1s-2] | 備考 |
1969 | 6.6732 (31) | |
1973 | 6.6720 (41) | IAU1976 |
1986 | 6.67259 (85) | IAG1999 |
1998 | 6.673 (10) | |
2002 | 6.6742 (10) | |
2006 | 6.67428 (67) | IAU2009 |
2010 | 6.67384 (80) | |
2014 | 6.67408 (31) | |
2018 | 6.67430 (15) | |
関連ページ†
Last-modified: 2020-05-27 (水) 21:08:16