暦Wiki
大きな満月、小さな満月†
- 月は楕円運動をしていますので、どこで満月になるかによって距離や見かけの大きさが違ってきます。
- 地平線近くの月が大きく見える、というのとは別の話です。
- 月は地球にとても近いので地球上のどこにいるかによってもかなり変化しますが、ここでは地心距離についてのみ考えます。
- 具体的にどれくらい変化するかというと、
- 月の楕円軌道の向き
- 上記の説明では1年たって地球が同じ位置に戻れば地心距離も戻るように思えます。
- 実際には月の楕円軌道は周期8.85年で回転しています。
- 同じ時期の望 (満月) 、たとえば秋分付近のもの〜中秋の名月だけを抜き出すとその周期が見えてきます。
- 季節を限定せず、単に満月だけで考えれば、約14朔望月周期で繰り返します (上図で水色の線)。
- 近地点に対する公転周期=近点月は約27.55日、月の満ち欠け周期=朔望月は約29.53日ですから、15近点月≒14朔望月になります。
- より正確には239近点月≒223朔望月が成り立ちます。これはサロス周期でおなじみですね。
- 満月の月齢もピークは異なりますが、同じ周期で変動しています。
満月以外の大きさ†
関連ページ†
Last-modified: 2022-07-08 (金) 21:11:01